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GFX100s 上高地 KAMIKOCHI 雨が降ったり晴れたりの神降地 DAY3-DAY5
GFX100s 上高地 KAMIKOCHI 雨が降ったり晴れたりの神降地 DAY3-DAY5
上高地DAY3
上高地で撮影し出してはや3日目。
もう少し雪があればそれはそれで面白いのだろうが今回は新しい機材とバックのテストなので
そこまで内容にはこだわってない。
とかいうけれど内心クッソこだわってるのはいうまでもないのだが、いまいちパッとしない写真ばかりなのはどうにもならない。
というか上高地は毎年いろんな時期に来てはいるのだがどうしてもパッとした写真が撮れた試しがない。
風景は言うまでもなく綺麗なのだが、なんでかここでは撮れない。
難しい。
閉鎖中の炊事場ここもあと数日すれば人で賑わうのだろうが今現在ここを利用しているのは
カラスと猿ぐらいだ。
小梨平の釜戸に捨てられてた酎ハイの空き缶。
なぜここに捨てて行こうと思ったのだろうか。
わざわざ上高地に来て酎ハイ飲んでゴミを捨ててく理由がわからない。
今日も一人ぼっちのキャンプ場。
この時期なら一応と思って雪山用の外装にしたが正直もう普通のフライシートで良かったと思う。
むしろ多少雪あっても小梨平なら別に雪用はいらないかなと思う。
ただ朝寒くて外出たくない時にテント内でお湯作りながらテント内部を温めるには、ちょうどいいので別にこれでも良かったとも思う。
どちらがいいのか悩ましいところだ。
上高地での日課になっている誰もいない朝一の散歩をしている間に見つけた上高地の冊子。
おそらく日帰りできていた人が落としていったのだろうが、携帯の電源も落ちて写真撮るぐらいしかやることがない自分としてはいい暇つぶしを拾ったと言うところだ。
わがままを言うのであればもう少し内容を読み応えがあるものを落として欲しかったと言うところだろうか。
結局この冊子を上高地を降りるまでの3日間何度も何度も暇な時に読むハメになった。
そう考えるとやはり携帯などで読む電子書籍なんかよりも紙の小説なんかが、中長期の撮影には向いているのだろうか。
でも雨で濡れたりそもそも邪魔になるし重くなるし数持って来れないしで電子書籍の方がいい気もするのだが寒い時期の電源の消費の速さプラスモバイルバッテリーで50000以上持ってきてるがカメラのバッテリーを充電するだけですぐそれも無くなってしまうし・・・
今のところGFX100sのバッテリーは6個持ってはいるのだがやはり10個ぐらいは持っておくべきなのだろうか・・・
一度でいいから中長期で山入ったりする人に暇な時間用のグッズを聞いてみたいところだ。
天気が回復しない3日目、ミラーレス機に対する偏見。
朝からずっと雪なのか雨なのかわからない微妙なみぞれが1日降り続ける上高地。
これはこれで悪くない。
どうせいつかは機材の耐水テストもしなくちゃいけないのだからこう言う日も裸で持ってガンガンカメラを使うに限る。
正直GFX系はミラーレスということもあってずっと機材変更を渋っていたのだ。
レンズ交換する度にゴミや水滴が入る危険性があるのであればやはりミラーレスはダメなんじゃないのだろうかという気がしていたからだ。
そもそもずっと中判カメラをメインにsonya7iiiをサブとして愛用していたのだがやはりミラーレスであるsonyはゴミの入りが結構ありその度に後々編集でごみ取りに無駄な時間をかけていたのだ。
もちろんミラー有りの中判カメラもゴミは入っていたがそれでもセンサーに直接ついてるわけではないのである程度安心して使用できてたし雨だろうが雪だろうが嵐だろうが外でガンガンレンズ交換ができた。
それに比べてsonyはセンサーに直接水滴がついてしまったりゴミがついてるけどブロワーで飛ばせずに面倒だしもう放置しとくかということがほぼ毎回だったのだ。
もちろんクリーニングに出せばいいだけの話なのだがそうすぐに出せる場所にいるわけでもないしそんなしょっちゅう出すわけにもいかないわけで。
そういう経緯でミラーレスという機械をメインにするということがすっごく不安だった。
買う際にもそういう不安があるのですが実際どうなんですか?というのはFujifilmのショップで聞いてはみたのだが、その際の回答がレンズ交換は下に向ければとか天候が不安な時はあまりレンズ交換をしないとかの対策をというなんとも不安しか残らない回答だったのも不安の一つだ。
風景使用する場合天候なんか正直考えることはできないし、どんな状況でもレンズ交換はするしやらなきゃいけない時があるのは事実なんでそこに対する回答がしないという選択肢という意味不明な解答は本当にやめていただきたい。
いや実際不安な天候の中ならレンズ交換しないというのが唯一の正解なのは事実ではあるのだが・・・結局この質問自体正解のないクソ質問だというのが問題なのだろう。
センサーだけではないミラーレス機の難点
ついでに言えばセンサーだけではなくミラーレス機を使いたくない理由の一つが
レンズに対する不満だ。
時には真っ暗な中ピントを合わせたいという時がある。
例を挙げるなら星空撮影なんかがその実例だろう。
レンズにピント窓がある機材なら真っ暗な夜中でも∞にピントを合わせれば早々ミスるということがない。
だがミラーレス機は基本レンズにピント窓がなくとにかく気合いで合わせるしかないというのが大問題なのだ。
「ミラーレス ピント合わせ方」
などで検索すると一番明るい星にピントを合わせましょうとか月に合わせましょうとか色々書いてるサイトがあるのだが、実際問題レンズによっては遠くの建築物に合わせると星にあってないなんてことも当然あるし、そもそも星に合わせてもいまいち分かりづらくてやっぱこれずれてるよなーなんてことも多々あるのだ。
もちろんそんなもの慣れればミスも無くなるし実際自分も2、3回でミスしなくはなったのだが、やはり常に少し不安を感じながらピント合わせをしなくてはいけないというのはなかなかストレスなんです。
ただそういった無駄を省いていった結果得られたのが軽さなのでそれは仕方ない部分でもあるのだろう。
まーとにかく色々不満、不安があってずっとGFXに機材変更するのを渋っていたのだが
まー結果から言えばたいていどうにかなるということです。
まずセンサー部分の問題は想像してたよりもごみ取り機能が強力でマジでゴミがセンサーに残ってないレベルまで落ちてくれます。
その分電源の消費が増えたり取れてるとは言え細かいゴミはついてるので定期的に清掃に出さなければいけないというのはあるのだろうがそれでも撮影に支障が起きるようなサイズのゴミは全く残ることが今のところありませんでした。
マジで振動でゴミ落とす機能が優秀すぎる。
レンズ交換時の水滴や悪天候時のレンズ交換に対しては、ここは仕方ないので気合いでゴリおすとしか言えないのだがセンサー剥き出しだから交換時にかなり気を使うようになったということもあり土砂降りの中でも問題なく交換できました。
ピントに関してはこれは慣れです。
夜中に1日テスト撮影全レンズやれば問題なく癖がわかると思うのでこればかりは慣れでとしか言えませんが問題なく合わせれるようになります。
もちろん色々難点があるミラーレスという機種ではありますが、やはり軽さ、サイズダウンという利点の方が強い気はします。
というか一度この高画素機材をこの軽さで使ってしまうともう戻れる気がしません。
それでもGFXシリーズも重たいと書かれる方はいますがそういう人はそもそも中判カメラ自体が向いてない人なのでそもそも機材候補に入れてること自体が間違いです。
上高地4日目
上高地も4日目
新しいバック、カメラ機材のテスト。
終了。
悪天候時の撮影、レンズ交換テスト。
終了。
夜のピント合わせテスト。
終了。
とりあえず今回上高地にきた目的はほぼ終了したといっても過言ではない。
あとはのんびりと散歩しながら撮影するぐらいだ。
青空も見えてきて撮影日和といったところだろうか。
平日になったので除雪車も山開きに向けて雪を掻き分けてくれている。
おかげで歩きやすさもだいぶアップした。
今回スノーシュー持ってきたけどもうこの時期ならいらないかな。
明神より先はまだいるだろうけど小梨平周辺ならもう必要性はそこまで感じない気がする。
やっと日差しも出てきてくれた。
曇りや雨なんかも悪くないけどやっぱ日差しがあった方がメリハリ出て好きだ。
そういえば望遠レンズGF100-200の描写力チェックもしにきてたのだが
やはり望遠ということもあって80mmなんかと比べると少し甘い気もするが十分大判プリントにも耐えれそうな描写力がある。
木々の一本一本までしっかり確認できるレベルの解像度なのだからこれ以上を求めるのであればフィルムに戻るか大判でも用意するべきだ。
なんだかんだでもうデジカメもこの辺りが解像度の頭打ちなのではないだろうか。
前使っていたsonyでも正直同じレベルの解像度は得られていたが中判のおかげで条件がそこまで良くない状況でも満足いく解像度が得られるようになってきた。
もうこれ以上のデジカメが出ても使い道なんてないだろうしここから先は動画機能やサイズ重量の変更という部分がメインになっていくのだろう。
明神もあと数日後には観光客が溢れるのだろうが今は自分しかいないのんびりした時間が流れる。
やっぱり人がいないというだけで満足度はだいぶ高くなっていく。
久しぶりにいい天気なので天日干し
せっかくいい天気なので機材の天日干し。
こう見ると本当に無駄なものばかりだ。
全部必須なものなのだがそれでも量が多すぎる。
そもそも自然に担ぎバックで50kg前後というのは本当に不適格だ。
機材だなんだ考えても30以下にまとめたいところだ。
ただ今回別に登山ではないので色々使ってみたいものを持ってきていてそのせいで荷物が重くなったという部分もある&食事を予備含め7日間分担いだということもあってこの重さになっている。
なので無駄なものを省けば45kg。
食事を山小屋などに頼りつつ考える40kg。
機材をもう少しだけ考え直す35kg。
結構現実的に30kgに近づけることはできるのではないだろうか?
もちろん山小屋使えばテント一式がなくなり食事も全て山小屋だのみなんてことにすれば30kgは余裕で切れるだろうがそうなると夏山限定になってしまうし金額がどんどんえげつないことになってしまう。
金がないなら体を鍛えろ。
どちらがいいのかは個人個人の決定ではあるがやはり体を鍛えたほうが現実的ではある。
最後の日、上高地5日目。ホテルのライトは必要なのか?
最後の日。
この日は天気も良く朝日も期待できそうなので朝早く起きてついでに星空撮影しながら朝日を待つことにする。
河童橋付近のホテルも開く準備だろうか。
ただこれって実際どうなんだろうか?
今の時期は宿泊客なんかいないし、なんならこの夜に上高地にいたのは自分と5人組の2組だけでそれぞれ当然テント泊だ。
そもそもこのホテルの明かりは必要なのだろうか?
いやもし今が上高地の開山時期だったとしてもこの自然国立公園内で夜中にアホみたいなライトをつける必要がどこにあるのだろうか?
もちろん20時まではなどの縛りはあってもいいと思うが夜中の2時、3時にアホみたいに電気をつけとく理由がどこにあるのだろうか?
真っ暗な中、星でもみながらのんびりしたいという人の方がここに来る人は多いのではないだろうか?
暗いと歩けないとかいうヘッデン1つ持ってこない人がここに来るのだろうかというかその程度の装備も持ってきてない人は自然の中に来るべきではないと思う。
それでもここは観光地でもあるので21時までは明かりがついてます。
ただそれ以降は明かりを消すので各自明かりを用意して自然んお暗さを楽しんでくださいでいいのではないだろうか。
とにかく今この夜に関してはホテルの明かりを馬鹿みたいにつけてる理由が俺には一切理解できなかった。
何か俺がわからないけど必要な理由はもちろんあるのかもしれないがそれでもこのホテルの明かりが夜の間ずっとついてるこの状況がまともだとは思えない。
なんて結構イライラしながら朝日を待つ。
河童橋含めて満点星空撮影したかったがホテルの明かりがこれでもかと橋を照らしているので今回はなしだ。
朝日を受ける上高地。
とかなんとかやってるとあっという間に朝日が昇りだす。
5日間いて初めて染まる山々。
これだけでもこの時期に上高地に来る価値がある。
この時間を独り占めできる開山前の上高地はやっぱり好きな場所だ。
もちろん朝までの時間はこの世の終わりってぐらい冷え込むが雪山に比べたらだいぶ暖かい。
やっぱ朝日はいい。
朝日があるだけで写真が締まる気がする。
これで5日間の上高地が終わった。
あんまりいい写真は撮れなかったがそれでものんびり独り占めできた上高地はなかなか悪くなかったし色々テストもできて大満足だった。